となりのみかん
最近は渋川市内でも目に鮮やかなみかんを
見かけるようになりました。
みかんの栽培北限は宮城県だそうです。
十数年前、我が家でも母がミカンの木を植えました。
当時のわたしは「みかんなんて育つの?」と全く歓迎しておらず
母の庭だし、好きにしたらいいわと
草むしりなんてほとんどしませんでした。
やがて年を重ねるごとに、ぽつんぽつんと実がなるようになり、
樹が大きくなるにつれその数は増えていったのです。
しかし、その味はすっぱくて、薄皮は厚くてとても食べにくいものでした。
そんなみかんですが、昨年頃より良いのです。
摘果なんてしませんから、大きさもまちまちで皮や薄皮は相変わらず厚いものの、
昔ながらの味と申しますか、酸味と甘みのバランスがよくて、
「みかんてこんな味だよね」
と幼少のころ手を黄色くしても、食べていたことを思い出しました。
地球温暖化の影響とはいえ群馬県でもみかんが栽培できるようになりました。
母には先見の明があったのでしょうか?
レモンの栽培北限は茨木県あたり、わたしはレモンを植えてみようかな。
(店舗スタッフ 齋藤)